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上野恩賜公園西郷隆盛像の歴史と犬の名前「ツン」の秘密、見どころ・アクセスを徹底解説

榊原 纱英 榊原 纱英 • 更新: • 公開: • 読了約 7 分
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東京を代表する観光地として、国内外から多くの人々が訪れる上野恩賜公園。その一角、小高い丘の上に威風堂々と佇むのが、明治維新の立役者・西郷隆盛の銅像です。「西郷どん」の愛称で親しまれ、軍服姿で愛犬を連れたその姿は、上野のシンボルとして長く愛され続けています。本記事では、銅像が建立された歴史的背景や、愛犬「ツン」に隠された興味深いエピソード、周辺の歴史的建造物を含む見どころ、そしてアクセス情報を分かりやすく解説します。

上野恩賜公園の西郷隆盛像が歩んだ歴史と作者・高村光雲のこだわり

上野恩賜公園西郷隆盛像

上野恩賜公園の西郷隆盛像は、明治32年(1899年)11月8日に除幕式が執り行われました。建立の発起人は、西郷と同じ薩摩出身の樺山資紀や吉井友実らを中心とした人々であり、維新の功労者である西郷隆盛の功績を後世に伝え、その精神を称えるために計画されました。

銅像の制作において中心的な役割を担ったのが、日本近代彫刻の巨匠である高村光雲です。光雲は、着物の裾の翻り方や、西郷が愛した自然体の佇まいをリアルに表現するため、細部にまでこだわり抜いて原型を作り上げました。特に、当時の西郷の写真がほとんど残されていなかったため、生存時の関係者の証言や似顔絵などを基に、生前の面影を忠実に再現しようと苦心したといわれています。銅像の顔部分は、弟の西郷従道らの意見を取り入れながら慎重に形作られました。

愛犬の名前は「ツン」!その由来と銅像に秘められたエピソード

西郷隆盛像といえば、傍らに行儀よくお座りをする犬の存在が印象的です。この犬の名前は「ツン」といい、薩摩国(現在の鹿児島県)出身の薩摩犬(サツマイン)のメスです。

西郷隆盛は大の犬好きとして知られており、特にウサギ狩りを好んだ西郷にとって、優秀な猟犬である薩摩犬のツンは単なるペット以上の存在でした。ツンは非常に従順で頭が良く、西郷が東京に戻った後も鹿児島から連れてこられ、共に暮らしました。西郷の肥満気味だった健康を気遣うため、毎日の散歩にツンを伴って長距離を歩いたという逸話も残されています。

なお、実際の銅像の除幕式当時に、妻の糸子が「うちの人(西郷)は、こんな普段着のような姿ではない」と驚いたというエピソードも伝えられています。この銅像の西郷は、お気に入りの軍服ではなく、普段着である「浴衣姿」で散歩に出かけるようなリラックスした姿として表現されており、そこに愛犬ツンが寄り添う親しみやすい光景が演出されているのが大きな特徴です。

項目 詳細 備考・補足
名称 上野恩賜公園 西郷隆盛像 通称「西郷どん」
建立年 明治32(1899)年11月8日 除幕式が盛大に開催された
作者(原型) 高村光雲 日本近代彫刻の大家(衣服部分などを担当)
愛犬の名前 ツン(薩摩犬・メス) 西郷の狩猟の相棒であり、生活を共にした
設置場所 東京都台東区上野恩賜公園(うえのすアマチュア山周辺) 小高い丘の上に位置し、上野のランドマークとなっている

上野恩賜公園の見どころと歴史的建造物を巡る散策スポット

西郷隆盛像がある上野恩賜公園は、日本で最初の公園の一つであり、明治時代以降の日本の歴史や文化が凝縮されたスポットです。銅像を見学した後は、公園内のさまざまな見どころや歴史的建造物を巡るのがおすすめです。

まず外せないのが、重要文化財に指定されている「寛永寺清水観音堂」や、上野の山のランドマークである「旧東京音楽学校奏楽堂」、そして不忍池に浮かぶ「弁天堂」などの歴史的建築群です。これらは江戸時代から明治・大正期に至る東京の変遷を今に伝えており、散策しながら日本の歴史と文化の深さを肌で感じることができます。

また、春には言わずと知れた日本屈指の桜の名所となり、夏には不忍池一面にハスの花が咲き誇るなど、季節ごとの美しい自然の表情を楽しめるのも大きな魅力です。加えて、園内には東京国立博物館や国立西洋美術館、上野動物園などの文化施設も集積しており、1日中楽しめる観光スポットとなっています。

アクセス情報と上野散策モデルコースの提案

上野恩賜公園および西郷隆盛像へのアクセスは非常に便利で、公共交通機関を利用するのが最もスムーズです。

【アクセス方法】

  • JR線・東京メトロ各線:「上野駅」公園口から徒歩約5分。
  • 京成電鉄:「京成上野駅」から徒歩約5分。

【おすすめの半日散策モデルコース】

効率よく上野を満喫するための標準的なモデルコースを紹介します。まず「JR上野駅・公園口」からスタートし、徒歩ですぐの場所にある「西郷隆盛像」で記念撮影と歴史の背景に思いを馳せます。その後、緑豊かな園内を進みながら「上野の森美術館」や歴史ある建造物を見学し、「不忍池」のほとりへ。池の周囲を散策しながら弁天堂に立ち寄り、周辺のカフェや老舗グルメでひと休みするというルートが、初めて東京を訪れる方にも非常に人気があります。

【上野恩賜公園西郷隆盛像】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:西郷隆盛像の犬の名前は何ですか?また犬種は何ですか?
A1:犬の名前は「ツン」です。犬種は薩摩国(現在の鹿児島県)原産の「薩摩犬」のメスで、西郷隆盛の愛犬として知られています。

Q2:西郷隆盛像の服装が普段着のように見えるのはなぜですか?
A2:高村光雲が原型を手がけたこの銅像は、正装ではなく、西郷が普段愛用していたラフな服装で愛犬を連れて散歩に出かける日常の一コマを表現しているためです。

Q3:最寄り駅からのアクセスや所要時間はどれくらいですか?
A3:JR上野駅の公園口から徒歩約5分で西郷隆盛像に到着します。周辺の見どころを含めてゆっくり散策する場合は、2時間から3時間程度の時間を確保しておくと安心です。

上野恩賜公園の西郷隆盛像は、単なる歴史的モニュメントにとどまらず、明治の激動の時代を駆け抜けた人物の人間味や、愛犬ツンとの心温まる絆を今に伝える貴重な文化的遺産です。周辺の豊かな自然や歴史的建造物、美術館などとあわせて巡ることで、東京観光の満足度がさらに高まります。次に上野を訪れる際は、銅像が持つ歴史的背景や細部の造形美に注目しながら、ゆったりと散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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トレンドリサーチャー 榊原 纱英
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人物プロフィール担当として9年以上の取材経験。profile領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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