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志摩マリンランドの歴史と営業終了の理由・賢島での思い出を徹底解説

鳴海 莉子 鳴海 莉子 • 更新: • 公開: • 読了約 7 分
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三重県志摩市の賢島にあった「志摩マリンランド」は、約70年の長きにわたって地域住民や多くの観光客に愛され続けた水族館です。「マンボウの泳ぐ水族館」として親しまれ、数々のユニークな展示や生き物とのふれあいで知られていましたが、2021年3月31日をもって惜しまれつつ営業を終了しました。

2026年現在もなお、多くのファンや観光客の間でその思い出や歴史が語り継がれている同館について、閉館の理由やニシキアナゴ命名にまつわるエピソード、海女の餌付け実演など、当時の歩みを振り返ります。

志摩マリンランドはなぜ2021年に営業終了したのか?閉館の背景と決断

志摩マリンランド

多くの来館者に惜しまれながら2021年3月31日に幕を下ろした志摩マリンランドですが、その営業終了の背景には、複合的な要因が存在していました。公式発表や報道各社の取材データによると、最大の要因の一つとなったのは、施設および設備の老朽化です。

1951年の開業から半世紀以上が経過し、時代の変化に伴う展示施設の高度化や大規模な改修・リニューアルが欠かせないな時期を迎えていました。しかし、親会社である近鉄グループが推進する観光事業の構造改革や経営資源の集中、さらにコロナ禍による観光業界全体への打撃も重なり、多額の投資を伴う大規模刷新の継続が困難となったことが背景にあります。

賢島の観光拠点として長年親しまれてきただけに、地元自治体や関係者、そして全国のファンからは惜しむ声が絶えませんでしたが、安全面や持続可能な運営体制を総合的に見すえた結果としての決断となりました。

賢島のシンボル「マンボウの泳ぐ水族館」としての歴史と歩み

志摩マリンランドを語る上で欠かせないのが、「マンボウの泳ぐ水族館」という代名詞です。館内の中央に位置する大水槽では、ゆったりと優雅に泳ぐマンボウの姿が訪れた人々を魅了しました。

1951年の開館以降、志摩地域の観光の顔として、伊勢志摩を訪れる観光客の定番スポットに定着しました。近鉄特急が発着する賢島駅から徒歩ですぐというアクセスの良さもあり、家族連れや修学旅行生、カップルなど、世代を超えて多くの思い出が紡がれる場所となりました。

飼育スタッフによる丁寧な解説や、生き物との距離が近いアットホームな展示空間は、大規模な水族館とは一味違う温かみがあり、地域に根ざした文化的価値を持つ施設として深く刻まれています。

日本初!ニシキアナゴ命名の由来と知られざる生物学的功績

志摩マリンランドは、単なる観光スポットにとどまらず、日本の水族館史および海洋生物学において非常に重要な功績を残しています。その筆頭が、現在では全国の水族館の人気者となっている「ニシキアナゴ」に関する歴史です。

同館は、日本で初めてニシキアナゴの生息を確認した場所であり、その和名の命名に深く携わったことで知られています。砂からニョキニョキと体を出し、愛らしい表情を見せるニシキアナゴの生態を早期から紹介し、研究や飼育の面でも大きな貢献を果たしました。

こうした専門性の高い調査・飼育実績は、全国の水族館関係者からも一目置かれる存在であり、志摩マリンランドの学術的な価値を裏付ける大きなトピックとなっています。

志摩マリンランドの歴史と歩み:主要マイルストーン

時期・年 出来事・トピック 備考・主な実績
1951年 志摩マリンランドが開業 賢島における観光の拠点としてスタート
昭和〜平成期 「マンボウの泳ぐ水族館」として定着 近鉄グループの主要観光施設として発展
生物学的実績 日本で初めてニシキアナゴの生息を確認 和名の命名に携わり、展示・飼育をリード
2021年3月31日 営業を終了(閉館) 約70年の歴史に幕を下ろし、多くのファンに惜しまれる

名物「海女の餌付け」とペンギンのふれあいが生んだ温かい思い出

志摩マリンランドの大きな魅力として多くの人が挙げるのが、志摩・伊勢地域ならではの文化を取り入れた名物イベント「海女による餌付け実演」です。実際の海女さんが伝統的な衣装をまとい、水槽に入って魚たちに直接餌を与える姿は、地域の漁業文化や海との共生を肌で感じられる貴重なプログラムでした。

また、ペンギンに直接触れることができる催しや、間近で生き物たちを観察できるアットホームなイベントが多数開催されていました。来館者がただ見るだけでなく、スタッフや生き物たちと心を通わせられる工夫が随所に凝らされていたため、訪れた人々にとっては単なるレジャーを超えた、かけがえのない思い出の場所となっています。

【志摩マリンランド】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:志摩マリンランドは現在どうなっていますか?
A1:2021年3月31日の営業終了に伴い、現在は閉館しており敷地や建物は一般公開されていません。長年親しまれた建物や展示の多くは歴史の中にその姿を残しています。

Q2:マンボウや飼育されていた生き物たちはどうなったのですか?
A2:閉館にあたっては、関係機関や他の水族館との連携のもと、飼育されていた生き物たちの引き渡しや移送が慎重に行われました。

Q3:アクセスはどうでしたか?
A3:近鉄志摩線の終点である賢島駅から徒歩約2分という非常に便利な立地にあり、電車での伊勢志摩観光の定番コースとして親しまれていました。

志摩マリンランドは、約70年もの長きにわたり、賢島のランドマークとして多くの人々に癒やしと学びを提供してきました。施設の老朽化や経営環境の変化という現実的な理由によって2021年に営業終了を迎えたものの、「マンボウの泳ぐ水族館」としての記憶や、ニシキアナゴ命名にまつわる学術的功績、海女の餌付けに代表される地域文化との結びつきは、今なお色褪せることはありません。

地域に深く寄り添い、訪れる人々の心に残り続けた同館の歴史は、伊勢志摩の観光史において永遠に語り継がれる貴重な財産といえます。

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鳴海 莉子

スポーツ担当として7年以上の取材経験。sports領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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